淫獣の棲む学園秘密その宅配便が学園に届けられたのは午後の二時を過ぎた頃だった。漆原サユリが園長室でいつものように机の上に重ねられた書類に眼を通してると、事務を任せてる前橋マチコがガムを噛みながらその届けられた封筒を持って入ってきた。 「園長宛に宅配便が届きました」 ミニスカートに茶髪のマチコがガムをクチャクチャ噛みながらサユリに声を話しかける。 「・・・・・・何かしら?後で見るからテーブルに置いといて」 サユリは入ってきたマチコをチラリと見てからすぐにまた書類に視線を落とした。 マチコは来客用のテーブルにその封筒を置くと無言のまま出て行った。 しばらくサユリは自分の仕事に没頭してたのだが、なぜかマチコが持ってきたその封筒が気になって仕方なかった。 それは女としての直感が働いたからかもしれない。 サユリは椅子の背に上体を預けると眉間に皺を寄せ少し苛立ちながらテーブルに置かれた封筒をジッと見つめた。 やがてサユリは立ち上がるとテーブルのソファに腰を下ろしその封筒を手にとった。 何が入ってるのか分からなかったがずいぶん軽かった。 それとなく触ってみると中には固くて四角い固形物が入ってるようだった。 「・・・・・・・・」 封筒の裏を見るとそこには朱書きでマダム・キラーと書かれている。 その封筒をテーブルに置くとサユリは内線で女子寮の管理人木多を呼んだ。 「・・・・・・・何でしょうか?」 まもなく木多がいつもの無愛想な顔でのそりと入ってきた。 「この封筒が私宛に届いたんだけど、あなた開けてみてちょうだい」 サユリはさり気なく自分の机に戻ると木多にそう命じた。 「そうですか・・・・・・・ま、学園長もそれなりに敵が多いようですから気をつけた方がいい」 木多がしらっとした顔でそういうとソファにどっかり腰を下ろした。 「あなた、一言多いわよ。余計なこと言ってないで早く開けなさいッ」 サユリが侮蔑の眼差しで木多を睨み付ける。 そのサユリの視線を気にすることもなく木多は封筒を無造作に開封した。 なぜなら、木多には送り主のおおよその見当がついていたのだ。 こんなことをやる奴はあいつ以外にはいない・・・・・・・・・ 木多が開けた封筒から出てきたのは一枚のDVDディスクだった。 「何?」 封筒の中身がわかると安心したのかサユリが机から離れて木多の所にやって来てそのDVDディスクを後ろから覗き込んだ。 「再生してみますか?」 木多がサユリの返事を待つことなくDVDディスクをパソコンのドライブに挿入した。 DVDディスクを読み取る低い回転音がしてすぐに動画がモニターに写し出された。 そのモニターに映し出された動画をみてサユリが息を飲んだ。 「・・・・・・・こいつは凄い、学園長もすみにおけませんなぁ」 木多がモニターに写し出された男と絡み合ってるサユリの白い肉体を見つめて小さく含み笑いをした。 「何よこれッ」 サユリが震える指ですぐに再生を中断した。 サユリの顔には明らかに動揺が滲み出ている。 「・・・・・・・いったい誰がこんなものをッ」 サユリは激しい怒りのためにブルブル震えながらギュッと唇を噛んだ。 「さあてね・・・・・・・学園長には心当たりはないんですか?」 木多が面白がってからかい半分にそう聞いた。 「お黙りなさいッもういわッ自分の仕事に戻ってちょうだいッ」 サユリがヒステリックに叫んでるのを横目でチラッと見て木多が薄ら笑いを浮かべながら園長室から出て行った。 「・・・・・・・・いったい誰が何のためにッ」 サユリは苛立ちながらタバコに震えてる手を伸ばした。 その時、内線電話が鳴り響いた。 「・・・・・・はい、ええそうよ。私に?」 それは届けられた宅配便について話したいという男から電話がかかってるというものだった。 「わかったわ、つないでちょうだい」 そう言うとサユリはタバコの煙を大きく吸い込んだ。 「・・・・・・もしもし」 聞いたこともない若い男の声が受話器を通して入ってきた。 「あなたは誰?いったいあのディスクは何なのッ」 サユリが苛立ちを隠そうともせずに冷たい声で刺々しく早口でまくし立てた。 「いかがです、気に入ってもらえたでしょうか?」 「ふざけないでッいったいどういうつもりなのッ」 「あの時の表情がすごくステキなんで僕は見てるだけで興奮しちゃいますよ」 「何を言ってるのッあなたはいったい誰?なんの目的があるのッ」 「電話じゃ込み入った話は出来ないんでどこかでお会いしませんか?」 「あなたと会う必要なんかありませんッこれ以上私につきまとうなら警察に電話しますからねッ」 「警察ですか・・・・・・いいですよ、好きなようにしたらいい。でもこの淫らな映像が外に漏れちゃうとちょっとまずいんじゃないかなぁ。あなたのご主人だっていい顔はしないと思うけど」 「・・・・・・・なんて卑劣な男なのッ」 サユリが悔しそうに唇を血が滲むほど強く噛んだ。 サユリの夫はそれでなくとも潔癖症だからこんな映像を見たら卒倒してしまうかもしれない。 「僕はあなたと楽しい時間を過ごしたいだけなんですよ」 「わかりました、直接お会いしてお話しします・・・・・・・どこへ行けばいいのかしら?」 ここは相手と会ってその正体を確かめた方が今後の対策をとりやすいとサユリは判断した。 「さすがに頭脳明晰なお嬢様は物分かりがいいね。そうそう、一つだけ忠告しておこうかな。僕を出し抜こうとか痛め付けようとかは考えない方がいい。あなたが困ることになるだけだから」 それだけ言うと電話の主はサユリの反応を探るようにジッと黙り込んだ。 サユリは相手の真意を計り兼ねていた。 フェニックス学園には専属の警備会社がある。 そこに連絡して対応してもらうことも可能だがそれでは秘密にしておきたい映像が外部に漏れる危険性がある。 それよりは相手と会うことで何かしらの解決策を探った方がいい・・・・・ 「で、どこに行けばいのかしら?」 サユリはできるだけ相手を刺激しないように柔らかな口調でそう語りかけた。 「じゃ、すぐに来てもらいましょうか」 「え?これから」 「そうです、僕は待たされるのが嫌いなんですよ」 電話の向こうで男が楽しそうにククッと小さく笑っている。 それから二時間後、サユリは男から指定された建物の駐車場にベンツを乗り付けた。 「・・・・・・・フーン、いいとこに住んでるじゃない?」 その高級マンションの前に立ってサユリが上を仰ぎ見た。 「やあ、待ってましたよ」 いきなり背後から声をかけられてサユリがギョッとして後ろを振り向いた。 そこにはボサボサ頭で度の強い眼鏡をかけた大蛇コウタロウが口元に薄ら笑いを浮かべて立っていた。 コウタロウはサユリのベンツが駐車場に入るところから建物の影に身を潜めジッと見守っていたのである。 サユリが一人で来るかどうかちょっとだけ不安に思っていたのだがどうやらそれは取り越し苦労だったようだ。 「・・・・・・あなたとどこかでお会いしたことでもあるかしら?」 サユリは風采の上がらないその若者にまったく見覚えがなかった。 「覚えてないでしょうね。いやいいんですよ覚えてなくても。じゃ行きましょうか」 コウタロウが玄関でセキュリティを解除するためのパスワードを素早く打ち込んで扉を開け待っている。 まだ踏ん切りが付かないサユリを楽しそうに笑いながらコウタロウが建物内に誘っている。 サユリはコウタロウを値踏みするかのように素早く観察した。 やがてサユリは踏ん切りがついたのかドアを開けて待ってるコウタロウの横を擦り抜けるように建物の中に入った。 その通り過ぎる時、薄いブラウスを突き破るほど豊満な胸がコウタロウの腕を微かに擦った。 その感触にコウタロウの欲望が激しく煽り立てられたらしく鼻息がとても荒くなったのだがそのことにサユリは気づいてはいなかった。 サユリのつけてる上品な香水がコウタロウの鼻孔をくすぐっている。 二人が乗り込んだエレベーターは二十三階でスーッと止まった。 「入って」 ドアを開けて待つコウタロウの度の強い眼鏡の奥にある細い眼には淫靡な炎が燃え盛っている。 サユリはこの若者がごく普通の男でありいつでも自分が優位にたって対応できると高をくくっていた。 サユリが室内に入るとコウタロウがゆっくりドアを閉め鍵をかけた。 「何をするの?」 不安に脅えた表情でサユリがキッとコウタロウを睨み付けた。 「なあに、不用心だから鍵をかけたまでですよ」 内部からロックされた扉はパスワードを入力しないと開けられないようになっている。 コウタロウはサユリにソファに座るよう促すと部屋の片隅にあるミニバーでカクテルをつくりだした。 サユリは部屋の装飾品が海外製の高級家具でバランスよく配置されてることに内心安堵した。 この若者の見かけはともかくとしてその生活はどうやら上流階級レベルにあるという安心感がサユリの心に巣くう不安を和らげていた。 部屋の奥にある扉の向こうから何かを引っ掻くような音が微かに聞こえてくる・・・・・・ その耳障りな異音をサユリは怪訝な顔で耳をそばだて聞いていた。 それが何の音なのか、サユリにはよくわからなかったがペットでも飼ってるのだろうと思っていた。 「あなた、名前くらい教えてくれてもいいんじゃない?」 サユリがそう言ってバッグからタバコを取り出すとカクテルを運んできたコウタロウがすかさずダンヒルのライターで火を付けた。 その手をサユリの手がソッと支える。 「僕は、大蛇コウタロウといいます」 「・・・・・・・そう、大蛇コウタロウ君というんだ」 サユリが心に燻ってる不安感と恐怖感とを取り除こうとするかのように大きくタバコの煙を吸い込んでそれをまた大きく吐き出した。 この若者の目的も素性もまだ何もつかめてはいない。 時々見せる若者の不気味な眼の光をサユリは警戒していた・・・・・・・・ サユリはピンク色をしたカクテルを口に含んだ。 甘く少しだけ刺激的なそれをサユリは半分ほど喉に流し込んだ。 「あなたは僕が世間知らずのガキだと思ってるんでしょうね?」 コウタロウがDVDディスクを取り出してヒラヒラ振ってみせながら楽しそうに笑った。 「・・・・・・・そんなふうには」 サユリはコウタロウの指摘が図星だったため少し狼狽えた。 「お金が欲しいのならその金額を言ってちょうだい。私には出来るだけあなたの希望どおりの金額を差し上げる用意があるわ」 それはサユリの本心だった。 お金で解決出来るものなら事は簡単である。 ただ、目の前にいるこの若者には得たいの知れない不気味さがありそのことがサユリの心に燻ってる不安を煽り立てていた。 「お金ですか・・・・・・・この生活を見て僕がお金に不自由してると思うの?」 確かにコウタロウの言う通りだった。 豪華な家具に囲まれた高級マンションで暮らしてるこの若者がお金に困ってるとは思えない。 「お金でないならいったいあなたの目的は何なの?」 サユリがタバコを灰皿にもみ消しジッと探るようにコウタロウを見つめている。 「あなたのその視線が僕は好きだなあ」 そう言ってコウタロウがクッククッと笑った。 「それって私の肉体があなたの目的ということかしら?」 サユリが両手でこんもり盛り上がってる胸を持ち上げて挑発する。 「実はあなたのことを少し調べさせてもらったんですよ」 コウタロウが若者特有の屈託のない笑顔でそう切り出した。 「・・・・・・・・・」 サユリはコウタロウの次の言葉を待った。 「上流階級にとって最適の学園と言われてるあそこには実はとんでもなく恐ろしい秘密が隠されてる・・・・・・・その事実を知った時には僕も正直愕然としましたよ」 コウタロウが別のDVDディスクをドライブに挿入した。 サユリの視線がモニタに釘付けになった。 そのモニタには女子寮の管理人室が鮮やかに映し出されている。 実はコウタロウは木多にも内緒で高性能の虫型ロボットを学園内に潜り込ませておいたのである。 「・・・・・・・学園の地下室にまさかこんな怪物が潜んでたとはね。僕もこの映像を見たときは呆然としましたよ。というか運命の悪戯ってやつに苦笑したっていうのが正しいかもしれませんね」 「いったい何をおっしゃってるのかしら?」 サユリは必死に動揺を押さえながらモニタを凝視し続けた。 その肉体からはジワリと汗が滲み出てたのだがそのことにさえサユリは気づいてはいないようだった。 「あなたの学園には門外不出の書物がありますよね?」 「・・・・・・・・」 無言ではあったが明らかにサユリは激しく動揺していた。 それとわかるほど美しい顔の筋肉がブルブル痙攣している。 なぜこの若者が学園の秘密を知り得たのか? サユリの思考は激しく右往左往しながらその出口を求めて悲鳴を上げていた。 「皮肉なことに僕はあの忌まわしい怪物と戦うことを運命づけられてるんですよ」 そう言ってコウタロウが残忍な薄笑いをその口元に浮かべた。 するとこの若者は淫獣の天敵だとでもいうのか? サユリの美しい顔が苦悩で大きく歪んだ。 「僕があなたの学園に行ったのはまったくの偶然です。あなたを辱めようと思ったのも偶然の産物でしかないんですよ。ところが興味本位で学園やあなたのことを調べ出したら驚いたことに僕の戦うべき相手であることが判明しちゃったわけです」 「・・・・・・・」 サユリはこの若者がいったいどこまで真実を知ってるのかその判断に迷っていた。 それによってこの若者に対する対応も変わってくる・・・・・・ 「これがすべてあなたの妄想だとしたら?あなたの破壊された思考回路が邪悪な存在を生み出しそれを現実と思いこんでるだけじゃなくて?」 「ははは、妄想ですか?あなたはどうやら僕のことを何も知らないようだ」 「ええ、愚かな妄想を現実と混同するような危ない人間のことは何も知らないわ」 「僕はあなたに本当のことを話したんだ。ここから先は僕の言うことを聞いてもらおうか」 そういうとコウタロウは両手でサユリの官能的に盛り上がってる乳房を握り潰そうとでもするように強く鷲掴みにした。 その激痛にサユリが顔を歪めて絶叫を漏らす。 最初は激しく抵抗したサユリだったが強引に足を大きく開かれて下着を無造作に引きちぎられた時、サユリは甲高い悲鳴を上げて全身を硬直させた。 すぐにコウタロウの屹立した男根が秘唇をかき分けるようにして押し入ってくるとサユリはあっさりと抵抗することを放棄した。 生きようと強く願う本能がこれ以上抵抗することを放棄させたのだ。 こんなところで無様に死にたくないッ その気持が残忍なまでに激しいコウタロウの欲情にこれ以上抵抗することをやめさせた。 コウタロウに組み敷かれたままサユリの官能的な尻がコウタロウの男根を追い求めるように大きく上下していた。 それは悲しい女の性だった。 無防備状態で追いつめられたサユリの固く閉ざされた瞼から暖かな涙が流れ落ちシーツを濡らす。 コウタロウが低く呻いてサユリの体内に大量の精液を放出して果てるとサユリもまた上体をのけ反らせ大きく喘いだ。 手足をグッタリと投げ出したまま荒い息をつきながらこれで終わったとサユリは思った。 だがコウタロウのサユリへのいたぶりはまだ始まったばかりだったのだ。 「・・・・・・・さて、君がここに入ってきた時から気にしてたあの音の正体を教えて上げようかな?」 コウタロウがサユリの官能的にこんもり盛り上がってる乳房を指でなぞりながらその残忍そうな細い眼でサユリの顔をジッと覗き込んだ。 「え?」 サユリが美しい眉間に皺を寄せ聞き返す。 「僕はね、女を犯すのも好きだけど犯されるのを見るのも好きなんだ」 コウタロウの冷たい視線がジッとサユリに注がれている。 「・・・・・・・私はあなたに抱かれたわッこれ以上乱暴なことはしないでッ」 「あの扉の向こうには僕の大事なペットがいる」 そう言うとコウタロウは楽しそうにサユリの乳房で戯れてた指をツーッと白い下腹部へと移動させた。 その下腹部はサユリが呼吸するたびに淫靡に妖しく揺れ動いている。 コウタロウがサユリの恥毛を指に絡ませてクイッと強く引っ張った。 「ひッ」 引っ張られる度にサユリの美しい顔に苦悶が広がってゆく。 サユリの表情が変化する様子をコウタロウは満足そうに見とれている。 「・・・・・・いったい何を飼ってるというの?」 そう質問してからサユリは自分の間抜けな言葉にひどく腹を立てた。 「すぐに見せて上げるからね」 コウタロウがベッドから降りて奥の部屋に歩いて行く。 「待ってッ私は見たくなんかないわッ」 サユリは自分でも惨めだと思いながら涙声でそう訴えていた。 「なあに、遠慮することはないさ。こいつは君がここにやってきた時からアソコの臭いを敏感に嗅ぎ取って僕の許しを涎を滴らせながら待ってるんだからね」 コウタロウは口元に陰惨な薄ら笑いを浮かべるとドアノブをゆっくり回した。 すぐにドアの隙間から一匹の獰猛なドーベルマンがその精悍な姿を現わしたッ その姿を眼にしたサユリが甲高い絶望的な悲鳴を漏らした。 「こいつは特別な訓練を受けた僕の友人だよ。そうそう、ひとつ忠告させてもらおうかな。こいつを満足させないと咬み殺されるからね。これまで何人もこいつの鋭い牙で白い肉体が食いちぎられてるんだよ。ここから生きて出たいならこいつを満足させなきゃだめだよ」 コウタロウは屈んで涎をダラダラ滴らせてる餓えたドーベルマンの背中を何度も愛しそうに撫でた。 サユリの全身に恐怖と悍ましさで悪寒が走り抜けた。 全身の毛という毛が逆立ちこの獰猛な獣に激しい恐怖を抱きガタガタ震えている。 「・・・・・・・・さてと、こいつがまずどうしたいと思ってるか教えて上げようかな?」 コウタロウは低い唸り声を上げながらジッとサユリの方を見つめてるドーベルマンに待てと低く呟くとそれからゆっくりベッドに歩み寄った。 「私をどうするつもりッ」 サユリの声は恐怖のためブルブル震えていてとても聞き取りにくかった。 「僕を侮蔑したその高慢な態度に対して罰を受けてもらうのさ」 コウタロウはワナワナ震えてるサユリの顎に指をあてがうと顔を仰向かせ恐怖で乾ききってる唇をソッと愛撫した。 その無防備なコウタロウの唇に恐怖に駆られてるサユリが衝動的に噛み付いた。 コウタロウは眉間に皺を寄せたまま動こうとしない・・・・・・・ そのコウタロウの唇から鮮血がゆっくり滴り落ちている。 ようやくコウタロウがサユリの黒髪を鷲掴みにして抜けるほど激しく後ろに引っ張った。 サユリがその痛みに耐え兼ねて噛んでた力を一瞬弱めた。 その隙にコウタロウはサユリから離れた。 「・・・・・・・痛いじゃないか。僕にこんなことをしてどうなるか分かってるのかなぁ」 コウタロウは手の甲で切れた唇から流れ落ちる血を拭い取ると目の前の哀れな獲物をジッと見つめた。 「いいかい?僕は理性があるから我慢出来るけどこいつにはそんなもの欠片もないんだ。こいつを怒らせたら君は間違いなく死ぬよ。死にたくなかったらこいつには逆らわないことだよ、わかったね?」 そういうとコウタロウがドーベルマンに近くに来るよう合図を送った。 すぐにドーベルマンがベッドの脇までやってくる。 「・・・・・・・・こいつはアソコを舐めるのが大好きなんだよ。特に君のように美人であそこの臭いも素敵な女はね」 そう言うとコウタロウが両手でサユリの両足を広げようとした。 「いやッ」 サユリが激しく抵抗する。 ドーベルマンに自分の股間を舐め回されるという悍ましい光景を考えただけで悪寒がサユリの全身に走り抜けた。 「どうやら君はまだ自分が置かれてる状況が飲み込めてないようだね。もう君には選択の余地はないんだ、こいつにその官能的な肉体を自由にさせるかそれとも拒絶し続けて死を選ぶか?どちらを選んでもいいんだよ」 サユリの恐怖に引きつった顔にベッタリ張り付いた髪を丁寧にかきわけてやりながらコウタロウの冷酷な眼差しがジッと注がれている。 「・・・・・・・抵抗しないで自由にさせれば殺されることはないのね?」 ようやく悲愴な決意を秘めてサユリはコウタロウを見つめた。 「ああ、僕は君の学園に生息してる残虐な化け物とは違うからね」 そういうとコウタロウは歪んだ口元に冷酷そうな薄ら笑いを浮かべた。 「・・・・・・・私の役目も知ってるの?」 サユリの不安に脅えた眼がコウタロウに注がれた。 「淫獣の復活を手助けする保護者だろ?そうそう、どうやら警察もあの学園に疑惑の目を向けだしたらしいよ」 コウタロウは今にも飛びかかろうと唸り続けてるドーベルマンを手で宥めながらもう片方の手をサユリの白く滑らかな下腹部からその下の恥毛をゆっくり撫で回しさらにその指を秘唇に移動させると内部のピンク色をした柔肉を剥きだしにした。 「その気になったほうがいいよ。こいつは女の反応にはとても敏感だから形式だけ肉体を自由にさせてると君のアソコは喰い破られてしまうよ。これは脅しじゃなく本当にあったことだから忠告してるんだ。そうなってしまったら僕も君とのセックスを楽しめなくなってしまうからね」 そう言ってコウタロウがクックックッと低い声で笑った。 もうサユリに抵抗するだけの気力は残ってはいなかった。 早くこの惨めな状況から抜け出したかった。 そのためには積極的に協力するしかない・・・・・・・・ 「・・・・・・・いいわ、あなたの優秀なパートナーに私の肉体をタップリ楽しませて上げるわよッ」 そういうとサユリは度胸を決め自ら進んで両足を大きく開いてコウタロウの指を秘唇の奥へと誘った。 コウタロウはその柔らかく湿った感触をタップリ味わった後、スッとその指を引き抜いてドーベルマンにやれと合図を送った。 その合図をひたすら待ってたドーベルマンが猛然と床を跳躍してベッドに飛び上がると大きく開かれてる秘唇にグロテスクな鼻先を押し付けたッ ドーベルマンは器用に前足をサユリの白い太ももに置き飢えた獣の本性のままにサユリの淫液にまみれた秘唇をヒタヒタ舐め始めた。 「ひッ」 ドーベルマンの長くざらついた舌がヌルリと秘唇をかき分けるようにして差し込まれるとサユリはそのおぞましさに絶望的な絶叫を上げた。 |