淫獣の棲む学園生贄地下に生息する淫獣に美少女の生贄に捧げなければならない日が迫っていた。木多がズルズルとカップラーメンをすすりながらモニタの中を動き回る美少女たちをあれこれ物色している。 「・・・・・・・誰にするか?」 木多は自分が楽しむこともしないまま美少女を淫獣に提供することに段々怒りを感じ始めていた。 提供するのは自分だから自分がタップリ楽しんでから淫獣に引き渡してもいいのではないか・・・・・・・・ その考えは真夏の黒い入道雲のように木多の心に次第に大きく広がっていった。 その時、偶然にもモニタに柳井ミドリの可憐な姿が写し出された。 「へへへ、いつ見てもミドリは可愛いな・・・・・・・」 思わずそう呟いた木多の口から涎がツーッと滴り落ちる。 木多はミドリがベッドの中で繰り広げていた刺激的なオナニーの場面を思い出し股間を熱くした。 「よし、今回の生贄はミドリにしようッ」 木多はカップ麺の汁をヅルヅル音立てて飲み干すと空になったカップをゴミ箱に放り投げるとゆっくり立ち上がった。 ミドリは周囲からは清純な乙女と見られることが多く彼女自身はそんなふうに見られることが鬱陶しくて仕方ならなかった。 ミドリの成熟した肉体の奥底には激しすぎるほどの性欲が疼いていてそれが時としてムクムク頭をもたげてきてはその激しい欲望に耐えきれずに夜ごとオナニーに夢中になってしまう。 そんなミドリだったからことあるごとに周囲からあなたは本当に初心ねなんてからかわれるとつい向きになって反発してしまうことになる。 しかし、ミドリが躍起になって否定すればするほど同級生たちは面白がっていっそうミドリをからかった。 「ミドリって本当に可愛いわッ」 同級生たちはそう言ってミドリの清純な顔とは不似合いなほど大きく盛り上がってる胸を指で突いたりして笑いあった。 -------------- あなた達は私の本当の姿を知らないのよッ -------------- ミドリはその度に大声でそう叫び出したい衝動を堪えながらギュッと唇を噛みしめ耐えていた。 その日、ミドリは二時限目の授業が終わると朝食の時にいつもより余分に水分をとったこともありトイレに行きたくて廊下を速足で歩いていた。 次の廊下を曲がると向こうから相変わらずムッツリした顔の木多が粘着質な視線をあたりに漂わせながら歩いて来るのが眼に入った。 木多の粘り着くような視線を感じてミドリは本能的に身体を強張らせ壁際に身体を寄せ通り過ぎようとした。 何事もありませんようにと心の中で祈りながら少しだけ愛想笑いを浮かべて軽く会釈すると木多がイヤな笑いを浮かべ声をかけてきた。 「・・・・・・・へへへ、昨夜のオナニーはよかったぜッ」 それはミドリ以外の人間には聞こえないほど小さな囁き声だったが木多の口から発しられたその露骨な言葉はミドリの全身に細かい痙攣を起こさせるほどの衝撃を与えた。 「えッ」 ミドリはまるでスローモーションの映像のようにゆっくりと木多の方に顔を向けた。 「聞こえなかったのか?お前は毎晩激しいオナニーを繰り返してるだろ?隠したって俺は何もかも知ってるんだぜ。こんな可愛い顔してあんな大胆なオナニーを見せつけられたんじゃ俺のここがいきり立ってしょうがねえんだよ」 木多は人差し指で自分の股間を指さして粘着質のイヤな笑いを口元に浮かべた。 奇妙なことにミドリの視線がまるで吸い込まれるように木多の股間に注がれた。 木多の股間は明らかにそれと分かるほど大きく脹らんでいてミドリは視線を逸らして顔を赤らめた。 木多の放った残酷な言葉はミドリの心に突き刺さり蒼白になった顔をブルブル震わせた。 「私・・・・・・そんなことしてませんからッ」 ミドリが震える声で否定した。 「ほう、お前はオナニーなんかしてないというのか?」 「私はそんなことしてませんッ」 そう強く否定はしたもののミドリの声は聞き取れないほど小さかった。 「嘘を言っちゃいかん・・・・・・俺はその物的証拠を持ってるんだからな」 そう言って木多はミドリの極度の不安で引きつってる蒼白な顔を楽しそうにジロジロ眺め回した。 その時にはすでに木多の仕掛けた巧妙な罠に深々と嵌っていたのだが激しく動揺してるミドリにはそのことに気づく余裕すらなかった。 「デタラメです!証拠なんてあるはずありませんッ」 ようやく少しだけ落ち着きを取り戻したミドリはオドオドしながらも必死に木多の貧相で冷酷な顔を見つめ返した。 「・・・・・・ほう、証拠か?お前は証拠が見たいというんだな?そうまで言うなら見せてやろうッ」 木多が歯を剥き出して残忍そうな薄笑いを浮かべた。 その冷酷な笑い声を聞いてミドリの全身に悪寒が走り抜けた。 出来ればこの場から逃げ出したかったのだがそうさせない不気味さが木多の全身から立ち上っていて動けなかった。 そしてミドリの女としての本能的な恐怖感がこの場から逃げ去ることがさらなる危険な状況を招くと警鐘を鳴らしていた。 管理人である木多の機嫌を損ね長期に渡って執念深い復讐を受けたという話をミドリはこれまでに何度となく耳にしていた。 だが、まさか自分の身に突然降って湧いたような災難が襲いかかってくるなんて考えてもみなかったことだった。 多くの少女がそうであるようにミドリもまた自分だけは特別な存在でありそうした災難などに襲われることはないと信じ込んでいたのだ。 「へへへ、こいつを見たらお前も納得するんじゃねえか」 木多がそう言って携帯型DVDプレーヤーを取り出した。 「・・・・・・・それは何ですか?」 ミドリが脅えた視線でDVDプレーヤーと木多とを交互に見つめている。 すると木多は実に陰惨な薄笑いを浮かべて再生ボタンを押し映像を再生した。 その映像を木多の肩越しから覗き込んでたミドリが驚愕の眼差しで息を大きく吸い込んだ。 「!!」 そこには白い太股を大きく開いて剥き出しになった秘唇に指を突き刺して喘いでるミドリの肢体が鮮明に映し出されていた。 「へへへ、あの声も聞きたいだろ?」 そう言って木多が絞ってたボリュームを少しずつ上げていった。 すぐにミドリの感極まったような切ない喘ぎ声が辺りの空気を激しく震わせた。 「止めてッ止めてくださいッ」 思わず両手で耳を塞いだミドリがこれ以上何も見たくないというようにしっかり眼を閉じ悲痛な声で叫んだ。 「俺はお前のこの声を聞いてるだけでいきそうになるぜッ」 そう言うと木多がズボンの上から片手でギュッと股間を掴んだ。 「いッツいやッ」 その光景を眼にしてミドリは小さな悲鳴とともにその場に蹲ってしまった。 眼を閉じ耳を塞いで蹲ってさえいればやがて自分が陥ってるこの理不尽な悪夢から解放されると信じ込んでいるかのようにミドリはそこから動こうとはしなかった。 「ミドリ、今日は快晴だぜ。屋上で日光浴でもしようじゃないか?」 そう言って木多はミドリの腰に手を回して立ち上がらせると歩くよう促した。 だがミドリはまるで金縛りにでもあったようにその場から動けなかった。 激しい恐怖と脅えとでミドリの筋肉はすっかり萎縮してしまっていたのだ。 「チッ」 木多は軽く舌打ちするとミドリの両脇に両腕を差し入れ抱き抱えて屋上まで連れて行った。 ようやく屋上に備え付けられてるベンチにミドリを腰掛けさせると木多は顔中から滴り落ちる汗を手の甲で何度も拭いてからタバコに火を付けた。 ミドリがベンチに座ったまま居心地が悪いのかしきりに腰をモゾモゾ動かしている。 「・・・・・・・どうした?」 木多がミドリの前に仁王立ちになり奴隷を前にした絶対的な支配者のごとくジッと見下ろして声をかけた。 「お願いッ」 ミドリが俯いたまま恥ずかしそうな声で訴えた。 「何だ?」 そのミドリの声があまりにも小さく聞き取りにくかったので木多は身を屈めて聞き返さなければならなかった。 「お願いットイレに行かせてッ」 ミドリがスカートの上から両手で下腹部を押さえ込んで今にも泣き出しそうな顔で縋るように木多を見上げている。 「オシッコがしたいのか?俺はかまわねえからそこでやりな」 「え?!」 木多の言葉にミドリが信じられないというように怯えた視線を木多の顔に注いだ。 そんなミドリの狼狽えてる顔を木多が満足そうに見つめている。 「イヤよッこんな所では絶対にイヤッお願いだからトイレに行かせてッ」 ミドリの尿意はそろそろ限界を向かえようとしていた。 もうこれ以上は無理だと悟ったミドリは急いで立ち上がると木多の脇を通って走り出そうとした。 そのミドリの腕を木多の手が掴み取ると強引に自分の方に引き寄せた。 「あッ」 いきなり木多の胸に抱き締められてミドリが驚愕の表情を浮かべ激しく両腕を突っ張って抵抗した。 「へへへ、俺はかまわねえと言ってるんだ。モニターでお前のイヤらしいオナニーを見るのもいいが真っ昼間に放尿シーンを見るのも悪くねえよ」 木多は背後から清楚な顔立ちとは裏腹に官能的に大きく盛り上がってる胸を鷲づかみにして残忍な薄笑いを浮かべた。 「やッ止めてくださいッ」 ミドリは耐え難いほどの尿意に苦悶しながら木多の抱擁から逃れようと激しく身悶えた。 「おいおい、そんなに暴れるとオシッコがここから漏れてしまうぜ」 木多が片手を激しい尿意でブルブル震えてるミドリの下腹部に押し当ててゆっくり揉んだ。 「ダメッやッ止めて〜〜〜ッ」 ミドリは全身にビッショリ汗をかき木多の執拗な下腹部への愛撫から逃れようと何度も身を捩った。 「何だ?もうこんなにパンティが濡らしてるじゃねえか」 スカートの中に潜り込んできた木多の手が執拗にミドリの秘唇をパンティの上から嬲っている。 そんな二人の様子を屋上の物陰からジッと見つめてる男がいた。 それは刑事の鬼嶋ヨウゾウだった。 鬼嶋は壁に寄りかかりタバコをふかしながら時々陰惨な薄笑いを浮かべた。 「・・・・・・・そろそろ限界になるな」 ヨウゾウがそう呟いた時、ミドリの悲痛な悲鳴が屋上に響き渡った。 「おおおッ凄い量じゃねえか」 オシッコはパンティから溢れ出し白い太股を流れ落ちてソックスや靴を濡らして屋上に大きな黒い染みを作った。 ミドリが木多に背後から抱き締められたまま屈辱感に苛まれ顔を俯け悔しそうに下唇を強く噛んだ。 その間もオシッコは止まることなく流れ続けていた。 「こんなにグショ濡れになったんじゃこいつはもういらねえだろ」 ようやくオシッコが出尽くすと木多はすっかり大人しくなってるミドリを促して濡れたパンティを脱がせた。 「どうしてこんな酷いことをするんですか」 ミドリが眼に一杯涙を浮かべ木多を睨み付けている。 「それはな、お前のオナニーが俺の欲望に火を付けたんだよッ」 木多はすっかり打ちひしがれてるミドリに興奮した様子で叫んだ。 「ずいぶん身勝手なんですね?」 ミドリの冷たい蔑視の視線が木多の貧相な顔に痛いほど注がれた。 「そうかな?魅力的な美女を抱きたいと思う欲望はどんな男にだって潜んでるんだぜ。もっとも俺のようにその欲望を現実に実行するかどうかは別だがな」 木多が実に陰湿な声でミドリの耳元に囁いた。 そういう獣のような性的衝動が男にはあるのだろうということが経験不足のミドリにも何となく理解できた。 だが、これはレイプだッ・・・・・・・・ 木多という卑劣な男の仕掛けた罠にまんまと嵌められてしまったのだ! そんな悔しい思いがミドリの眼から大粒の涙を滴り落としていた。 「・・・・・お前は聞き分けのい子だ」 木多はミドリの制服のボタンを一つずつ時間をかけてゆっくり外すとその下から現れた薄いブルーのブラジャーを衝動的に鷲掴みにした。 「アッ」 その痛みにミドリが眉間に皺を寄せ呻き声を漏らす。 だがその小さな呻き声は木多のどす黒い欲望をさらに刺激してしまったようだった。 「・・・・・・・・前戯の長い野郎だな」 二人からは見えない物陰に隠れた鬼嶋がチッと軽く舌打ちして短くなったタバコをペッと吐き捨てた。 もう一本吸おうかどうしょうかと考えあぐねてる時に湿った卑猥な音が聞こえてきた。 音のする方を見ると木多が屹立してる男根をミドリにしゃぶらせていた。 「まったくあの野郎も好きだな・・・・・・・・・・」 木多が肩を竦めてしょうがないというようにその場にドッカリと腰を降ろす。 そのままゴロリと横たわると大きく背伸びをして眼を閉じた。 眼を閉じた鬼嶋の耳に男根をしゃぶり続ける卑猥で湿った音が妙に鮮明に聞こえていた。 やがてゆっくり眼を開けた鬼嶋は青く澄み切った空を流れる白い雲をぼんやり眺めた。 「・・・・・・・・この平和そうに見える学園にいったいどんな魔物が潜んでるというのか?」 街で生活する人々の中に紛れ込んだ犯罪者という獲物を探し出しては法の裁きを受けさせるために明るい光の中に引きずり出すという刑事の本能が鬼嶋の心に静かに燃え広がっていた。 いつの間にかうたた寝をしてしまった鬼嶋はミドリの感極まったような切ない喘ぎ声を耳にして眼を覚ました。 ゆっくり上半身を起こして二人の方を見ると木多が一匹の飢えた獣となってミドリの白い尻を犯していた。 ミドリの乳房が木多の腰が突き出されるたびに大きく揺れている。 木多に尻から貫かれてミドリは嗚咽を漏らしていた。 それは苦痛のためというより肉体の奥からジワジワ押し寄せてくるこれまで味わったこともない強烈な快感によるもののようだった。 いつしかミドリは本能のままにより強い快楽を求め淫らな動きを自ら取り始めていた・・・・・・・・ それを確認して木多が満足そうな薄ら笑いを浮かべミドリの白い尻を軽く叩いた。 鬼嶋はやれやれというように二人から視線を逸らすとまたゴロリと寝ころんで木多の欲望が収まるのを待つことにした。 この学園の秘密を暴き出すために木多という男は使えると鬼嶋は刑事特有の直感で確信していた。 「・・・・・・・あの男はこの学園の秘密を知ってるかもしれん」 そう呟いた鬼嶋の耳に獣の咆哮を思わせる木多の低い呻き声が聞こえてきた。 「さてと仕事をするか」 鬼嶋は立ち上がって服の埃を払い落とすと下半身だけ裸になってゼーゼー喘いでる木多の背後に立った。 太陽の光を浴びて立つ鬼嶋の長い影がまるで凶暴な獣のように屋上のコンクリートを黒々と染めて長く伸びている。 「だッ誰だッ」 その揺らめいてる影に気づいた木多がギョッとなって振り向いた。 すると鬼嶋の強烈な拳が木多の無防備な横顔に鈍い音と共に炸裂した。 不意を突かれ体勢を崩していた木多は三メートルほど吹っ飛びコンクリートの上をゴロゴロ転がった。 「災難だったな」 鬼嶋は全裸で床に蹲ってるミドリにそう声をかけるとここから立ち去るよう促した。 「・・・・・・・お願いがあります」 ミドリが蒼白な顔でジッと鬼嶋に縋るような視線を注いでいる。 「何だ?」 鬼嶋が怪訝そうな顔でミドリの美しい顔を見つめた。 「・・・・・・・」 だがミドリは何も答えず何かに憑かれたようにコンクリートに無様に転がってる木多をジッと見つめている。 「好きにするんだな」 鬼嶋がそう言うとミドリはゆっくり立ち上がり木多が転がってる所までやってきて冷たい視線を投げた。 「・・・・・・・・ミドリ、助けてくれッ」 木多はミドリに本能的に哀れみを求め縋るような情けない声を出した。 その時の木多には歩みよってきた全裸のミドリがまるでこの世に舞い降りた天使のように見えたのかもしれない。 「・・・・・・・」 だがミドリの冷たい視線がジッと自分に注がれてることに気づいた木多は次の瞬間には恐怖に引きつった顔で後退りしていた。 「逃げなくてもいいわ」 木多を見つめるミドリの眼には殺意にも似た憎悪の炎が激しく燃え上がっていた。 「ひッ」 木多はミドリに殺されると確信した。 それほどミドリの憎悪は激しく燃え上がっていたのだ。 木多が何を思ったのか鬼嶋を縋るように見つめた。 この場に及んでもまだ逃れようとする木多の執念は見上げたものである。 「殺すなよ、こいつには聞きたいことがあるんだからな」 ミドリの凄まじい憎悪に鬼嶋が苦笑しながら声をかけた。 「・・・・・・・・殺したりはしないわ」 そう言うとミドリは片足を大きく後ろに引き木多の剥き出しになってる股間を猛然と蹴り上げた。 「・」 木多の呼吸が止まり白目を向いたまま悲鳴を上げることもできずにその場に悶絶した。 ミドリは憎悪を剥き出しにして木多の下腹部に集中的に激しい蹴りを何度も送り込んだ。 やがてようやく落ち着いたのかミドリは蒼白の顔で鬼嶋の横をすり抜けると屋上から姿を消した。 「・・・・・・・女は怖いな」 鬼嶋が背中を丸めて痛みに耐えながら痙攣してる木多に歩み寄るとその胸倉を掴んで強引に引き上げた。 「ひッ」 木多が激痛に顔をグシャグシャにして情けない声を出した。 「俺は鬼嶋だ、お前にちょっと聞きたいことがあるんだよ」 鬼嶋がグイッと木多を引き寄せると臭い息を吐きながら警察手帳を見せた。 木多が驚愕の眼差しで精悍な面構えの鬼嶋を見つめている。 「・・・・・・け、刑事がいったい何の用だ」 木多は鬼嶋と名乗るこの刑事が何を嗅ぎ回ってるのかまだ何も知らなかった。 「この学園から女子生徒が忽然といなくなるのはどういうわけだ?」 鬼嶋が木多の顔にヌーッと顔を近づけて聞いた。 「お、俺は何も知らねえッ」 木多はここはしらを切るしかないと顔を歪ませ叫んだ。 鬼嶋がどこまでこの学園の秘密を知ってるのか見当もつかなかったがどうやらまだ木多が密接にかかわってるということまでは掴んではいないようだった。 「お前はこの学園で寮の管理人をして何年になる?」 「・・・・・・・・九年だ」 「九年も働いてたらいろんなことを知ってるだろ?」 「お、俺は寮の管理人だ。学園にどんな秘密があるのかなんて何も知らん」 木多は鬼嶋に胸倉を持ち上げられて宙に浮かんだまま苦しそうに手足をバタバタさせた。 身体を動かすと股間から全身に耐え難いほどの激痛が走り抜けた。 「ふん、それじゃ話を変えよう。お前が知ってる学園長はどんな奴なんだ?」 鬼嶋はそう言うといきなり掴んでた手をパッと放して木多をアスファルトに落とした。 「ぎゃッ」 木多の絶叫が屋上に響き渡った。 激痛に藻掻き苦しんでる木多に鬼嶋が銃を向けた。 「!」 木多の全身からいやな汗が吹き出していた。 「いいことを教えてやろう、こいつはいきなり暴発することがあるんだぜ」 そう言うと鬼嶋は銃口をピタリと木多の剥き出しになってる股間にあてがった。 「や、止めてくれッあんたは刑事だろ、刑事がこんな無茶苦茶なことをしてもいいのかッ」 「俺自身が法律なんだよ」 鬼嶋はそう答えると無造作にトリガーを引いた。 サイレンサーで音を消された銃弾が乾いた音を立てて多の股間の数センチ下のアスファルトを打ち砕いた。 「ひッ」 木多が引きつった悲鳴を上げ全身を恐怖で硬直させた。 銃弾で破砕したコンクリートの破片が木多の太股に無数に突き刺さり血を滲ませていた。 「いけねえ、狙いがちと外れちまったようだぜ」 そう言って鬼嶋がニヤリと笑ったがその眼はまったく笑ってはいなかった。 その冷たい視線が極度の恐怖によりションベンを垂れ流してる木多の哀れな姿をジッと見つめている。 「悪かったな、今度は外れねえように狙いを定めてから撃ってやるぜ」 鬼嶋が銃口を持ち上げて木多の下腹部にピタリと狙いを定めた。 「や、止めてくれッ俺が知ってることは何でも話すから撃つな ッ」 木多は極度の恐怖に脅え顔をクシャクシャにして泣きながら哀願した。 自分の姿がどんなに惨めで無様であろうとどんなことをしてでも生き延びる方法を選択する、それが木多がこれまでの人生で獲得しえた哲学だった。 「ああ、最初からそう言ってくれればいいんだよ」 鬼嶋が銃をしまうとタバコを咥えてジロリと木多の蒼白になってう顔を見つめた。 瞬時に危機が去ったと感じ取った木多が安堵のため息を漏らした。 「それじゃ俺の知りたい情報を教えてもらおうか?」 鬼嶋がタバコをくゆらせて切り出した。 「園長室に秘密の書庫がある。それを見つければ知りたいことはすべて手に入る」 園長室には人目に触れることのない書庫があることを木多は前管理人だった横松から聞いたことがある。 咄嗟にそのことを思い出して木多は鬼嶋にその話をしたのだ。 かってその書庫を探し出そうと人気のない時間帯を狙って園長室に忍び込んだことがあったのだがとうとう見つけだすことが出来ずに退散したという経緯があった。 「で、その書庫がどこにあるのか知ってるのか?」 「それが皆目わからねえ、俺は寮の管理人でしかないんだから仕方ないということさ」 「・・・・・・その部屋には入ったことがあるんだろ?」 「へへへ、そりゃ俺はここの管理人だから鍵は預かってるんだよ」 「け、お前のような男を管理人にする奴の気が知れねえぜ」 そう吐き捨てるように言うと鬼嶋はペッと唾を吐いた。 「へへへ、園長なら知ってると思うけどな」 木多がずる賢そうな視線で鬼嶋の機嫌を伺っている。 「園長か・・・・・・・・やっぱ本人に聞くのが一番手っ取り早いということか」 鬼嶋は若くピチピチした美少女たちとは違う成熟したサユリの官能的な肢体を思い出して相好を崩した。 「・・・・・・・もう行ってもいいか」 木多が太股に突き刺さった破片を全て取り除くとノロノロと立ち上がりようやくの思いでパンツとズボンをはいてボソリと呟い身。 まだ震え上がるほど股間が腫れ上がってるのか木多が顔を歪め低く呻きながら身支度を整えて鬼嶋の返事を待っている。 「ああ、またすぐに会うことになるだろうがな」 そう言うと鬼嶋は残忍な薄笑いを浮かべて木多の蒼白な顔を見つめてから手を振り屋上から姿を消した。 木多は激痛を必死に堪えながら前屈みになりがに股で屋上を後にした。 |